沖縄では、本島から橋を渡ったり、ちょっとの距離をフェリーに乗ったりして行ける島々があります。勿論本島からだけではなく、宮古島、石垣島からも同様です。
橋でつながった島々も、それ以前はいろいろな面で便利では無い生活を強いられていました。
でも、そのおかげで、その土地ならではの素敵な風習、文化が残っていたのです。
橋ができたとたんに、本島と変わらない利便性を確保できても、今までの素敵な部分がだんだん消えていってしまう事が多いような気がします。
最近では、
浜比嘉島が本島と橋でつながりましたが、ここ数年で、島の中の雰囲気が本島とあまり変わらなくなりつつあるように感じられるのは私だけでしょうか。
そして、外部から来た観光客が、島の大切な部分、拝所、御嶽などにも遠慮なく入り込むようになります。
北部の
古宇利島も古宇利大橋が完成しました。
ここも神話の残る小さな島ですが、今までのようにフェリーを利用しなくても簡単に訪れる事ができるようになるわけで、多分行かれる方も増えていくでしょう。
最近、このサイトの掲示板に、右のような記載がありました。
なきじん海辺の自然学校をやっていらっしゃり、よく掲示板の質問に適切なレスを入れてくだっさっているnaruさんのコメントです。
確かに区長さんが懸念されている事はもっともだと思います。我々観光に行く一人一人が、しっかり自覚していかねば、と再認識させられました。
沖縄には、神聖な場所が多くあります。
特に本島周辺では久高島、古宇利島、浜比嘉島、宮古島から行く大神島などの島々に行かれるときには、
★神聖な場所、御嶽とか拝所などにはむやみに入らない。
★そして島のものを何も持ち出さない。
★勿論、ごみ等で島をを汚さない。
にご協力ください。そうすれば、きっと島々の素敵な部分はいつまでも残っていくのではないでしょうか。
古宇利大橋が数年前開通しました。
私たちが島へ遊びに行かせていただくときには、どのようなことへの配慮が必要なのかを考えなければいけないと思います。
以下はその時の区長さんのお話です。
不法投棄やゴミの問題が一番気になるところです。あとは植物の持ち出しですね。
本島に近い島なのですから気軽に入って来る事ができます。
来島者のマナー次第でいつまでも美しい原風景を楽しめるということを伝えて欲しいです。
雑誌や旅行社の取材も多いのですが、その点を書いていただくようお願いしています。
交通関連で一周線から集落内に出入りできる箇所には、集落内への車輌乗り入れは御遠慮願う看板を村が用意する事になっています。区は集落内は徐行を促がす看板を制作中です。
2月8日は式典や記念植樹、区民の祝賀会などスケジュールが目白押しのようです。
古宇利大橋は一般車両の通行は午後6時過ぎになるようですが、実際はもっと遅くなるかもしれませんね。
古宇利島も神の島といわれるほど、ウタキといわれる聖地もたくさんあります。立ち入ることができなかったり、立ち入ってほしくない場所もありますので、島を訪れる際は謙虚な姿勢でと思っています。
皆さんも、ぜひご協力ください。カウントダウンに入り、多忙を極める中で連絡をいただいた古宇利区長さん、ありがとうございました。